マリファナ(大麻樹脂)の歴史


大麻に対する誤解と偏見は、大麻が作り出す大麻樹脂にある。弊社は、大麻種子製品を販売しているのであって、大麻樹脂を販売しているので無い。しかし、大麻樹脂に関する正しい知識がなければ、大麻種子に対しても正しい認識が得られないので、ここでは、我々人類が、どのように大麻樹脂と関わり合ってきたかを簡単に述べたいと思う。


古代


大麻は、最古の薬物書や医学書から今日の薬物書や医学書まですべての本に記載されてきた薬用植物である。中国では、大麻胚乳を麻子仁(ましにん)と呼び漢方薬の原料として使われており、下剤の作用を持っている。大麻の精神作用は、花の部分で出来る樹脂にあるが、中国では、ふしぎと大麻樹脂を漢方薬に使っていない。中国で栽培される大麻には、樹脂が少なく精神的効果は、無かったのかもしれない。

紀元前16世紀のエジプトでは、神殿で大麻を焚いてその煙を吸うことで精神作用を得て、神と対話したとパピルスに書かれている(1)。紀元前3世紀のインドの医学書では、大麻樹脂を去痰剤として使ったと書かれている。又、インドのアユルベーダでは、大麻樹脂は、鎮痛剤、鎮痙剤、消化促進剤、利尿剤として使われている(2)。大麻は、太古の昔から薬物として、食料として、繊維を取る目的で世界中で栽培されてきた。ヨーロッパでも大麻は栽培されていたが、中国と同じく温帯で栽培される大麻には、樹脂があまり含まれず精神作用が得ることが出来なかったので、ヨーロッパ人は、大麻が精神作用を持っていることを知らなかった。日本でも、戦国時代に綿花が渡来するまでは、衣服のほとんどが麻で作られていた。戦後、麻の栽培が大麻取締法で禁止されるまでは、麻は、重要な繊維であり、食料であった。

近世(19世紀)


ヨーロッパ人が、大麻樹脂の薬理作用を知るようになったのは、アジアやアフリカに旅行するようになってからである。1840年の医学書に大麻樹脂の利用方法が書かれている。大麻樹脂の精神作用に最も注目したのは、心理学者で、大麻樹脂を使うことで人の魂が判るのではないかと考えた。そして、大麻樹脂を利用することで精神的な病気を治すことが出来るのではないかと考えた。1845年にMoreauと言う心理学者が書いた論文には、大麻樹脂は、肉体的精神的効果があり、近代的な精神薬物治療を発展させると書かれている(3)。1842年のイギリス薬局方に、東インド会社からイギリスに送られてきた大麻樹脂が収載された(4)。その後のイギリスでの研究の結果、大麻樹脂には、筋肉の痙攣を止める作用があることが判り、その薬としての使用がイギリスで広く普及するようになった。

温帯であるヨーロッパで工業的に栽培されている大麻には、熱帯の大麻と同じ効果を現さなかったので、ヨーロッパの研究者は、カンナビス・インディカ(cannabis indica)と呼ばれる種だけが薬効を持っていると考えるようになった。彼らは、高濃度の樹脂を含む大麻は、熱帯で発育した大麻にだけあると理解した。当時大麻の精神作用は、樹脂に含まれる複数の物質の複合作用により起こることを判っていなかった。大麻樹脂の精神作用を引き起こす物質であるテトラハイドロカンナビノール(THC)は、熱帯の強い日差しに含まれる紫外線から大麻自身を守るために大麻が作り出している物質である。又、それは、害虫の食害から大麻自身を守り、病気にならないようにする働きも持っている。熱帯地方では、数世紀に渡る品種改良の結果、より樹脂を多く含む大麻が栽培されるようになっていた。

大麻樹脂が多く含まれるには、赤道直下の暑い気候で、昼と夜が12時間で変わることが重要である。昼と夜が12時間で変わるときに大麻は、花を付ける。長期間この状態にあると開化時間が長くなり樹脂も多く作られる。赤道地帯は、この期間が長いので赤道地帯で育つ大麻は、樹脂が多くなる。それに比べ温帯では、昼と夜が12時間で変わるのは春分と秋分の時だけで、大麻の花は、短期間に開花し、枯れてしまうので作られる樹脂も僅かである。安くて品質の良い大麻樹脂が熱帯地方から供給されるので、温帯地方では、樹脂を取るための大麻栽培は考えられなかった。主に繊維と種子を取る目的で栽培されてきた。

大麻樹脂は、医薬品原料として国際的関心が生まれ、その研究は、世界的に広がった。有名な医師や薬剤師は、病気の治療の目的で、大麻樹脂を処方するようになった。大麻は、適用範囲の広い医薬品として1854年アメリカ薬局方に収載された。その大麻の項には、「睡眠を促進し、痙攣を鎮め、神経不安を和らげ、痛みを取り除く、特に神経痛、痛風、筋肉痙攣、狂犬病、コレラ、痙攣、舞踏病、ヒステリー、鬱病、錯乱、子宮出血に効果がある」と書かれている(5)。その結果、数え切れないほどの医薬品が作られ、世界中で販売されるようになった。1980年の学術誌には、「純度の高い大麻樹脂を注意深く投与すれば、我々の持っている最も有用な薬の一つである」と書かれている(6)。その結果、大麻樹脂は、19世紀末から20世紀のはじめにかけて世界で最も使われている薬となった。

20世紀初頭


20世紀に入ってから、医学と薬学の世界に大きな変化が起こった。それは、注射と言う投与方法の開発とモルヒネの開発である。注射による薬物投与は、必要量を的確に体内に投与できるので、効果が確実に早く得られる投与方法である。しかし、当時は、注射薬に出来るのは、水に溶かすことが出来る薬だけで、大麻樹脂は、水に溶かすことが出来ないので、注射薬にすることが出来なかった。阿片を加工して作られたモルヒネは、水に溶け、注射薬にすることが出来た。モルヒネは、麻薬であるから、大麻樹脂に比べて格段に効果が優れている。大麻樹脂が使われていた病気の多くでモルヒネや他の合成医薬品が使われだし、大麻樹脂の使用量が減少した。

それと大麻樹脂が使われなくなったもう一つの理由は、天然物である大麻樹脂は、含まれる成分が均一でなく、同じ量を飲んでもその効果がバラバラであることである。それに比べて合成医薬品は、有効成分が均一に含まれていて、一定量を投与するとどの患者からも均一な効果が得られるため、医師にとって使いやすい薬であった。この時代は、今と違い天然物が劣り、合成物が優れていると考えられていた時代である。勿論発生する副作用は無視された。その後、アメリカでは、大麻入りの28種類の薬が売られていたのにもかかわらず、医療目的を含むこの植物のすべての使用が突然禁止された。

1937年から

事実上すべての大麻の使用を禁止する法律が、アメリカで成立した。それは、1937年に成立したマリファナ課税法と言う法律である。これは、マリファナの害を防ぐ法律ではなく、大麻製品に課税する法律である。この法律は、経済界と財務省の暗黙の合意の元に作られた法律であった。この法律は、大麻を市場から抹殺することで林業と合成繊維業界を活性化するために制定された法律で、税金を取ることで特定の産業界に補助金を出しているのと同じ効果をねらった法律である。大麻に税金をかけることで、大麻製品の価格が上昇し、製紙原料が、大麻から木材に移り、繊維原料が、大麻から合成繊維に移ることで、製材業者や合成会社が設備投資を行うようになり、その結果経済が活性化するだろうと言う政府の実験であった(7)。この法律が発効して2年後、時の大統領ルーズベルトは、大麻の栽培を禁止したことは述べずに「石油や石炭から出来た合成プラスチックが、過去に天然物から作られていた多くの製品に取って代わった」と自慢した(8)。

その後、このマリファナ課税法が、別の法律にうまく書き換えられてしまった。それは、当時、メキシコ国境の町でマリファナが吸われていることを、新聞社が、マリファナと言う魅惑的ではあるが危険な新しい麻薬が吸われているのは、問題であると書き立てたからである。予算カットの問題を抱えていた連邦麻薬局は、人種差別の傾向にあった世論を背景に大麻と言う植物とそれを使用している者を悪者にすることで、この機会をすばやくとらえた。彼らは、こっそりとマリファナと言う言葉をCannabis saliva(大麻)と言う言葉に置き換えて、マリファナの使用を禁止する法案を議会に提出し、いくらかの抵抗にあったが、策略を巡らして大麻取締法を通してしまった。

当時アメリカ人は、マリファナとカンナビス(大麻)の違いを知っていたから、主要な経済人は、この法律には、関係ない大麻も含まれている、政府の監視の基に偉大な産業を潰すことである。これは弾圧を意味するとこの法律を非難した(9)。アメリカの医療団体も、この法律に反対した。彼らは、「この法律が2年間の間いかなる医療関係者にも公開されず秘密裏に準備され、我々が、この法律を見るまで、医薬品に対するこの法律の影響を確認できた者は誰もいない。マリファナは、麻薬ではなく、大麻を表す俗語である。マリファナには、麻薬のような習慣性はない。この法案の目的は、大麻の一般的な使用を制限するだけでなく、その医療での使用も制限してしまう。将来大麻の成分から有効な物質が発見されても大衆がその利益を享受することを奪い事になる」と議会に主張した。

この主張は、事実となった。 法律が施行されてからは、官僚主義的に大麻の取締が行われた。大麻樹脂を処方した医師や大麻を研究した科学者も犯罪人として取り扱われるようになった。大麻樹脂を使用していた病人や処方していた医者もマリファナを吸っていた人と一緒に刑務所に入れられた。数世紀に渡る大麻の研究成果も捨て去られてしまった。ある著名な新聞は、ごく僅かな研究者が、大麻の害はほとんどなく、むしろその薬効は、人々に取って有益であると言っていることが大麻の害を広めていると言うヒステリックな記事を書いた。

1942年のニューヨークでのラグアルヂア委員会は、マリファナを禁止するために国会に提出されたマリファナの健康被害や精神作用について再調査し、これらの報告に疑問があると異議を唱えた。しかし、麻薬取締官は、この調査を行った彼らに抵抗した高名な医師の経歴に傷を付けることでこの異議を抹殺した。

大麻に対する薬物論争は、第2次世界大戦で一時中断した。都合の良いことに、連邦政府は、戦争中は大麻の取締をやらずに、戦争で必要なロープやパラシュートを作るために何百万エーカーの土地で大麻を植えるように農家を指導した。しかし、戦争が終わったらすぐに、麻薬取締官は、取締を開始した。今回のターゲットは、少数民族や芸能人だった。

20世紀のほとんどを通じて、マリファナを吸うのは、社会悪であると言う宣伝が行われ続けた。大麻により症状が良くなった病人は、必ず馬鹿にされ、相手にされなかった。そして、大麻取締法が、国連の国際条約になり、世界中で批准され、世界規模で大麻の栽培が禁止されていった。日本でも当時のアメリカ占領軍の指導の下、昭和23年に大麻取締法が施行され、大麻の栽培が禁止された。

1960年代アメリカ最高裁判所は、マリファナ課税法は、憲法違反であると判決が下った。そして、マリファナの使用を解禁しよう主張する若者の間で吸われるようになった。その結果、マリファナの使用を制限するために薬物リスト法がニクソン大統領の下で制定され、1970年代初頭にマリファナの使用を禁止する武器として使われた。この当時、工業大麻の栽培は、全く忘れさられていた。マリファナは、薬物リスト法の下で正式に全く薬物として価値のない物であると宣言された。更に、大麻は、官僚達により幻覚剤として定義された。禁止薬物リストに掲載された。

それでもなお、1972年ニクソンの顧問委員会は、大麻の資料を勉強し、大麻使用に対する刑事罰を止めるよう提案した。更にこの植物は、医薬品としての有用性を持っていると主張した。大麻使用で訴えられた複数の患者が、法廷で薬物としての大麻の必要性を立証し勝訴したので、連邦の薬物調査報告の中に大麻の有効性が入れられるようになった。この裁判で、今までの研究で判らなかった副作用が発見されたので、大麻は、新薬として分類され新たに研究が開始された。しかし、この研究は、見せかけの研究で、十分な数の患者がこの研究に参加が許されず、研究に参加した僅かな患者は、最初に検察の取り調べを受けてからでないと実験に参加できなかった。十分に行われたと言えないこの研究は、中途半端な報告書を提出して1991年に終了した。

1970年から

大麻に対して新しい関心が1970年代に起こった。1973年にニクソンの顧問委員会の調査員であったTod Mikuriya, M.D.は、大麻の薬効に関する資料を集めそれを本にした。この頃、大麻に関する重要な新しい発見があいついだ。1965年イスラエルの大学教授が、デルタ-1-トランス-テトラカンナビノールと言う物質を単離する事に成功し、それが、大麻の精神作用する物質であることが確認された。この物質は、従来からある同じ薬効を持つ物質と構造的に異なった新しい化合物であった。当時の最新の研究結果を検討した結果、アメリカの保険衛生局は、大麻とその合成類似物は、価値ある治療薬であることが証明されるかもしれないと言う報告書を1971年に発行した(10)。

大麻樹脂は、新薬に認定されたので、医薬品に使用するには、新たにデータを提出する必要が生じた。その過程で、1970年代ファイザー研究所の研究員は、THCの100倍の作用を持つTHC誘導体の合成に成功した。不幸にもあまりにも強力すぎたためと副作用があったので、更に鎮痛剤のマーケットでは、すでにモルヒネが市場を抑えていたために開発を断念した。麻薬と違って、大麻は、習慣性がなく、人を眠らせるのではなく、眠気を誘う作用を持っているだけで、又、麻酔剤のように痛みを無くしてしまうのではなく、鎮痛剤のように痛みを和らげるだけである。この様な穏やかな作用しかない大麻樹脂を医薬品にすることは、製薬会社に取ってメリットのあるものではなかった。製薬会社は、より強力な薬を望んでいたので大麻樹脂医薬品の開発を続けることを断念しました。

アメリカ議会の科学委員会は、熱心に大麻の可能性について探求していた。その結果、アメリカの麻薬撲滅局は、1975年11月に大麻に関する重要な会議を開いた。そして、多くの大麻研究家がこの会議に出席した。この会議では、大麻と大麻抽出物及びその誘導体が、10年以内に世界の主要な医薬品の1つに返り咲くだろうと言う結論に達した。次の年、Sidney Cohen博士とRchard Stillman博士は、大麻の医療面での使用法とその使用の可能性に付いての本を出版した。この本の出版は、数年以内にマリファナを使用禁止が解除される誤解され、更に、禁止論者が、強硬に反論してきたので政治問題化された。逆に、大麻に対する偏見が広がる結果になった。しかし、1970年代終わりになると、政府の見解に対する反対の声が多くなり、医師がマリファナを処方しても良いかどうかを答う裁判まで行われた。

政治論争が巻き起こる中、いくつかの重要な研究が続けられていた。その目的は、医療従事者の内で大麻使用の同意を内々に得るための基礎研究であった。それは、偏頭痛に対する臨床試験であった(11)。投与量とその効果について調べられ、その試験結果から、大麻樹脂は、人に対して安全で偏頭痛に有効であることが判った(12)。更に、大麻樹脂には、眼圧を低下させる作用があり、緑内障に効くことが判った(13)。1971年に大麻に食欲を増進させる作用があることが判り、エイズやガンなどで起こる食欲不振の治療に投与された(14)。1980年にSallanは、大麻が嘔吐や吐き気を鎮める作用があることを報告し、エイズやガン患者で薬物の副作用から起こる嘔吐や吐き気を鎮める目的で使用されだした(15)。昔から使われてきた病気に対する効果と各種の臨床試験の結果や医師の体験から、その効果が一致することから、医療関係者の間で大麻樹脂を見直す考えが出てきた。1988年Vinciguerraは、マリファナを吸うことに医療的価値があることを正式に認めた(16)。

1991年ハーバード大学での調査で、ガン専門医の内44%の医師が、副作用を軽減する目的で私的に患者に大麻を吸うように勧めていることが判った。48%の医師が、もし大麻が公式に使用できたら処方すると言っている。そして54%の医師が、処方できるように合法化すべきであると答えている(17)。

大麻に含まれる精神作用を持っていないに成分の研究でも優れた結果がでてきた。大麻に含まれるカンナビジールやCBDと言う物質の調査では、有意に運動障害を改善し、てんかんや各種硬化症、舞踏病の症状を緩和することが判った(18)。大麻樹脂に含まれる精神作用のある成分と無い成分との間の関係や相互作用が研究された。その結果CBDと言う成分は、精神作用以外の薬理効果を増強するが、精神作用は遮断することが判った(19)。その結果、この物質を、精神障害の治療に適用できることが判った(20)。THCは、イーライリリー社によって合成され、ドロナビノールと言う名前で市販されていて、大麻が使われる病気に処方されているが、天然の大麻樹脂と必ずしも同じ効果は出ていない。大麻樹脂の効果は、複数の成分の相互作用によって現れるからである。最近、大麻樹脂の神経に及ぼす効果について物理的メカニズムの解明に関心が寄せられている(21)。脳にカンナビノイドと結びつく特殊な受容体があることが確認されていて、その受容体の数とか場所も判ってきている。その後の研究から、タンパクと結びついてから脳の表面組織の化合物と結びつくことが判っている。

現在の研究では、大麻樹脂から複数の病気に対する治療薬を開発できる段階に来ている。大麻樹脂は、人類の利益をもたらす医薬品素材として復活する日は近いかもしれない。

参考文献

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