ティーツリーオイル [エアーグリーン]

ティーツリーの木は、1本1本異なる組成のティーツリーオイルを作り出します。つまり100本の木から100通りの違った組成のティーツリーオイルが作り出されるわけです。そのため、ティーツリーオイルを市場から購入しますと、購入するたびに香りが違うという困った問題が発生します。この問題を解決するために、オーストラリアの栽培農家では、品種改良をして、できるだけ香りの少ないティーツリーオイルを生産しようと努力しております。その結果、近頃は、ほぼ似通った香りに近づいてきました。

香りに最も影響を与える成分は、1,8-シネオールです。1,8-シネオールの量が多くなるとスーとするようなシャープな香りになり、少なくなるとマイルドな香りに変わります。ところが1,8-シネオールは、抗菌力にはほとんど関与していません。そこで、エアーグリーンでは、1,8-シネオールの定量を規格に入れ、1,8-シネオールの量を5%以下と規定することで、香りのバラツキを押さえております。一方、抗菌力に最も関係しているテルピネン-4-オールの濃度は、35%以上と規定しています。それは35%以上で最高の抗菌力が得られるからです。実際には40%前後含まれていますが、テルピネン-4-オールは、35%以上になると抗菌力に影響を与えなくなります。

ティーツリーオイルを化粧品などに利用する場合、香りが重要な要素になります。そのため、エアーグリーンでは,香りに大きな変化がないように心がけています。

ティ−ツリーオイル「エアーグリーン」の規格は次のようになっております。

性状無色又は淡黄色橙明の油性の液体で特異な芳香を持つ。
比重 d(20/20) :0.885-0.906
水分2%以下
旋光度α20D:+5°- +15°
純度試験
重金属20ppm以下
砒素2ppm以下
混合性本品1に対して85%v/vエタノール溶液2を加える時、橙明の溶液が得られる。
定量
テルピネン-4-オール35%以上
1,8-シネオール5%以下
p−シメン5%以下(オイルが古くなり酸化が起こりますと、p−シメンの量が増えてきます。
この指標は、オイルが古くないことを示しています)
最低発育阻止濃度
黄色ブドウ球菌0.5%以下
大腸菌0.5%以下
緑膿菌2%以下
黒カビ菌0.5%以下
カンジタ菌0.5%以下

ティ−ツリーオイル 「エアーグリーン」の特徴

製剤上の注意点

包装

使用上の注意

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